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実家じまいの進め方。空き家を相続してから売却・活用するまでの流れ

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実家の片付けと売却を考える穏やかなイメージ
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親が亡くなったあと、実家の処遇を決めるのは、手続き面でも気持ちの面でも、なかなか重いことです。「売るべきか、残すべきか」という判断はひとまず置いておいて、まずは順番を整理することが大切です。この記事では、実家じまいの全体的な流れを、片付け・査定・売却の順に沿って整理します。

実家じまいの進め方、全体の流れ

実家じまいは、大きく分けると次の順番で動きます。

  1. 相続人・財産の確定 … 誰が相続人かを確かめ、実家の名義が誰になっているかを把握します
  2. 相続登記 … 不動産の名義を相続人に変更します(2024年から義務化。取得を知った日から3年以内が目安の期限)
  3. 遺品整理・片付け … 実家の中の荷物を整理します。量が多い場合は遺品整理業者に依頼することもできます
  4. 不動産の価値を確認する … 複数の不動産会社に査定を依頼し、おおまかな売却価格の目安をつかみます
  5. 活用方法を決める … 売却・賃貸・解体など、ご家族で方向性を決めます
  6. 売却・引き渡し … 不動産会社と媒介契約を結び、買い手を探して売却へ

この流れを最初に把握しておくだけで、「いま何をすべきか」が少し見えやすくなります。

遺品整理・片付けの進め方

実家の片付けは、体力的にも精神的にも、時間がかかるものです。無理に一度で終わらせようとせず、何度かに分けて少しずつ進めるのが現実的です。

家具や家電の量が多い場合、遺品整理業者に依頼する方法があります。業者に依頼すると、分別・搬出・清掃まで一括で対応してもらえます。費用は部屋の大きさや荷物の量によって異なりますが、複数社に見積もりを取ることで相場感がつかめます。

売却・賃貸・解体、どれを選ぶか

片付けがひと段落したら、不動産をどう活用するかを考えます。主な選択肢は「売却」「賃貸」「解体」の三つです。どれが正解かは、物件の状態・ご家族の意向・維持コストなど、状況によって異なります。まずは選択肢ごとの特徴を把握しておくと、話し合いが進みやすくなります。

実家の活用方法の比較(目安)
売却 維持しながら収入 賃貸 解体・更地
まとまった収入 売却時に一度だけ 毎月の家賃収入 なし(土地として売却も可)
維持管理の手間 売却後はなし 入居者管理が継続的に必要 更地は管理が比較的楽
建物の状態が古い場合 そのままでも売れるケースあり リフォームが必要になることが多い 解体費用が発生する
固定資産税の軽減 売却後は課税なし 住宅用地として軽減が続く 更地は軽減なし。税負担が増える場合あり

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どの選択肢にも、一長一短があります。「すぐに売らなければ」と焦る必要はありませんが、放置が続くほど建物の劣化と費用が積み重なることは念頭においておきましょう。

不動産の査定、まずは「知る」だけでいい

「売るかどうかまだ決まっていない」という段階でも、不動産の査定を依頼することはできます。査定は、いくらで売れそうかの目安を教えてもらうだけのもので、その場で売却を決める必要はありません。

複数社に査定を依頼すると、価格の幅や根拠を比べることができます。「実家を売る・売らない」の判断は、まず価値を知ってから、ご家族でゆっくり相談するという順番で構いません。

実家の価値を査定してもらう

まずは価格の目安だけ確認する。売る・売らないは、ご家族でゆっくり決められます。

遺品整理と実家の片付けを同時に進めたいとき

実家の片付けと並行して、不用品の処分を専門業者に依頼したいというケースも多くあります。遺品整理専門の業者のほか、不用品回収サービスを利用する方法もあります。費用や対応範囲はさまざまですので、まずは相談・見積もりだけ依頼してみるのがおすすめです。

まず、WEBで見積もりだけ聞いてみる。

見積もりだけでも、問い合わせられます。

実家じまいは、一度で終わらせようとすると負担が大きくなります。手続きの流れを把握して、できることから少しずつ動く。それが、長い目で見ると着実に前に進む方法です。わからないことがあれば、不動産会社や専門家に「流れだけ聞く」という相談の仕方でも構いません。あなたのペースで、一つずつ進めていきましょう。

よくある質問

Q.実家じまいは、相続手続きが終わってから動いた方がよいですか?
A.

相続登記(不動産の名義変更)が完了してから売却手続きに入るのが一般的な流れです。ただし、相続登記と並行して不動産の査定を取っておくことはできます。「いくらの価値があるのか」を早めに把握しておくと、その後の話し合いがスムーズになります。

Q.実家の売却には、どれくらいの時間がかかりますか?
A.

片付けや査定の準備期間を含めると、半年〜1年以上かかるケースも珍しくありません。市場の状況や物件の条件によって幅があります。焦らず、ご家族と相談しながら進める余裕を持っておくとよいでしょう。

Q.空き家のまま置いておくと、税金は上がりますか?
A.

「特定空き家」に指定されると、住宅用地の固定資産税軽減措置が受けられなくなり、税負担が最大6倍になる場合があるとされています。指定の要件や時期は自治体によって異なります。放置のリスクとして把握しておき、判断に迷う場合は専門家や自治体窓口に確認することをおすすめします。

この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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