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施設を選ぶ、という選択。後悔しない老人ホームの見方

公開: 更新: 現地取材: 2026年5月28日
資料を手に、高齢の女性へ穏やかに説明する相談員のイメージ
画像はイメージです
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親の介護が現実味を帯びてくると、多くのご家族が最初に迷うのが「施設を選ぶべきか、在宅で支えるべきか」という分かれ道です。ここでは、施設という選択肢を考えはじめたあなたに向けて、種類の違いから費用、見学のコツまでを順を追ってお伝えします。あわてて決める必要はありません。一つずつ、一緒に確かめていきましょう。

老人ホームには、大きく分けて4つのタイプがある

ひとくちに「老人ホーム」と言っても、その中身はさまざまです。介護の必要度や予算、立地の希望によって、合う施設は変わってきます。まずは全体像をつかむところから始めましょう。

公的施設と民間施設のちがい

費用を抑えたいなら特別養護老人ホーム(特養)などの公的施設、手厚いサービスや個室を重視するなら有料老人ホームなどの民間施設、というのがおおまかな目安です。ただし特養は入居待ちが長くなりがちで、すぐに入れるとは限りません。

費用は「初期費用」と「月額費用」の2階建てで考える

施設の費用は、入居時に一度だけ払う初期費用(入居一時金)と、毎月かかる月額費用の組み合わせで決まります。下の表で、代表的なタイプを並べてみました。

施設タイプ別の費用感(城南エリアの一般的な目安)
特別養護老人ホーム 迷ったらここから 介護付き有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅
初期費用 なし 0〜数百万円 敷金程度
月額費用 8〜15万円 15〜30万円 12〜25万円
介護体制 手厚い 手厚い 外部サービス利用
入居のしやすさ △ 待機長め

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数字に幅があるのは、立地や居室タイプ、介護度によって大きく変わるためです。あくまで「桁感をつかむ」ための目安としてご覧ください。

現地を見れば、パンフレットでは伝わらないことがわかる

私たちは実際に、品川区内の介護付き有料老人ホームを見学してきました。

見学のときは、次の点を意識すると、施設の「素の姿」が見えてきます。

  • スタッフが入居者にどんな言葉づかいで接しているか
  • 廊下やトイレに不快なにおいがこもっていないか
  • 入居者の表情が穏やかかどうか

まずは資料を取り寄せて、比べるところから

気になる施設がいくつか見つかったら、まずは資料を取り寄せて、ご家族で見比べてみるのがおすすめです。無理に問い合わせをしなくても、パンフレットを眺めるだけで「うちの親に合いそうか」の感触はつかめます。

案内役の犬
いきなり問い合わせなくて大丈夫。まずはパンフレットを眺めるところから、ゆっくりで構いません。

施設選びは、一度きりの大きな決断のように感じられるかもしれません。でも実際には、情報を集め、見学し、家族で話す——その積み重ねのなかで、自然と「ここなら」と思える場所に出会えるものです。あなたとご家族のペースで、進めていってください。

よくある質問

Q.特別養護老人ホーム(特養)と有料老人ホームは、何がいちばん違いますか?
A.

大きな違いは費用と入りやすさです。特養は公的施設で月額費用を抑えやすい一方、入居待ちが長くなりがちです。有料老人ホームは民間施設で費用はやや高めですが、比較的入りやすく、サービスや居室の選択肢が広い傾向があります。ご家族の予算と、いつまでに入居したいかを軸に考えると整理しやすくなります。

Q.見学はいつ、何回くらい行けばよいですか?
A.

候補が絞れたら、できれば昼食の時間帯に一度足を運んでみてください。食事の様子やスタッフの接し方など、パンフレットではわからない「素の姿」が見えます。気になる施設は2〜3か所を見比べると、わが家に合う場所の感覚がつかめます。

Q.資料を取り寄せると、しつこく営業されませんか?
A.

多くの資料請求は、まずパンフレットが届くだけで、こちらから連絡しない限り強い営業を受けることは多くありません。気になる点があれば、こちらのペースで問い合わせれば大丈夫です。まずは見比べるところから始めて構いません。

この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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