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エンディングノートの書き方。何を書くのか、無理なく始めるコツ

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明るいリビングのテーブルにノートとペンが置かれた穏やかなイメージ
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「エンディングノート、そろそろ書いた方がいいかな」と思いながら、何か月も経ってしまった——そんなあなたへ。難しく考えなくて大丈夫です。エンディングノートは、形式より「残す気持ち」が先にある道具です。何を書けばいいのか、どこから始めればいいのか、この記事で一緒に整理していきましょう。

エンディングノートに書く内容。何が必要で、何が任意か

エンディングノートに「正解の形式」はありません。けれど、家族が困ったとき本当に役立つのはどんな情報か、という視点で整理すると、書くべき内容は自然と見えてきます。

大きく分けると、伝えておくと家族が助かる情報と、自分の気持ちや希望の二種類です。前者はどの市販品にも共通して盛り込まれており、後者は自分の言葉でしか書けないものです。

エンディングノートに書く項目の分類(目安)
カテゴリ 具体的な内容 優先度の目安
基本情報 氏名・生年月日・本籍・マイナンバー等 本名、本籍地、マイナンバー(個人番号)などの身分証情報
財産・契約 預貯金・保険・不動産・ローン・定期購読など 銀行口座・保険証券番号・サブスクリプションのID等
医療・介護の希望 延命治療の意向・かかりつけ医・アレルギー等 どこまでの治療を望むか、施設か在宅かなど 中〜高
葬儀・お墓の希望 葬儀の規模・宗派・散骨・お墓の場所など 家族が判断に迷いやすい部分
家族へのメッセージ 感謝・伝えたいこと・育ってほしい姿など 書かなくてもよいが、残ると家族の支えになる 任意

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財産や契約に関する情報は、見つからないと手続きに時間がかかる部分です。金額より「どこに何があるか」を書いておくだけで、家族の負担がずいぶん軽くなります。

市販ノートとフリーノート、どちらを選ぶか

書店やインターネットで「エンディングノート」を検索すると、さまざまな市販品が見つかります。一方、普通のノートやルーズリーフを使う「フリーノート」方式を選ぶ方もいます。どちらが良いということはなく、自分が続けやすい方を選ぶのが一番です。

市販のエンディングノートを選ぶなら

書く項目があらかじめ印刷されているため、「何を書けばいいか」で迷いにくいのが特徴です。書き始めるハードルが低く、抜け漏れも防ぎやすいでしょう。1,000〜2,000円程度(目安)のものが多く、書店・文具店のほか、区役所の窓口に案内が置いてある場合もあります。

書くスペースが固定されているため、伝えたいことが多い項目には「別紙を挟む」「メモを貼る」といった使い方で補完できます。

フリーノートを選ぶなら

自分のペースで、書きたい順・書きたい量で進められます。気持ちやエピソードをたっぷり書きたい方、すでに手帳や日記を書く習慣がある方には合いやすいでしょう。

項目の抜け漏れが起きやすいので、上の表のカテゴリをインデックスとして最初に書いておくと整理しやすくなります。

無理なく続けるための、三つのコツ

エンディングノートを用意しても「結局、数ページで止まってしまった」という声をよく聞きます。続けるためのコツを三つ、お伝えします。

一度に全部書こうとしない。 ノートを開いたら、その日は一項目だけで十分です。「今日は保険証券の番号だけ」「今日は医療の希望だけ」という小さな単位で進めると、負担になりません。

鉛筆か消えるペンで書く。 引っ越しや口座の変更など、情報は変わります。修正しやすい筆記具で書いておくと、更新するときの心理的なハードルが下がります。

保管場所を家族に伝えておく。 書いたノートが見つからなければ意味がありません。「書斎の引き出し」「押し入れのボックス」など、場所を一言伝えておくだけで安心感が違います。

エンディングノートを見てみる

まずは、どんなノートがあるか眺めるだけで大丈夫です。

親に書いてもらいたいとき、どう話し切り出すか

「親に書いてほしいけれど、どう切り出せばいいか」と迷う方も少なくありません。「もしものとき」という言葉は、親御さんによっては重く受け取られることがあります。

ひとつの方法は、あなた自身が先に書いてみることです。「私も書き始めたんだけど、一緒にやってみない?」という声かけは、押しつけがましくなく、対等な話の糸口になります。城南5区の区役所(大田区・世田谷区・目黒区など)では、終活に関するセミナーや相談窓口を設けている場合があります。「こんな相談があるみたいだよ」と情報を共有するところから始めてみるのも、自然なきっかけになります。

エンディングノートは、家族信託(かぞくしんたく)や任意後見(にんいこうけん)といった将来の備えを検討するときの「情報の土台」にもなります。より踏み込んだ備えについて知りたい方は、専門家への相談も一つの選択肢です。

案内役
話だけでも、聞いてみる。そこから始められます。

エンディングノートは、完成することが目的ではありません。書きながら、自分の気持ちを整理し、家族への思いを言葉にしていくプロセス自体に意味があります。一ページ目から丁寧に、あなたのペースで進めていってください。

よくある質問

Q.エンディングノートは、いつ書き始めるのが良いのですか?
A.

特に「この年齢から」という決まりはありません。元気で頭が整理できているときが、もっとも書きやすい時期です。「親に書いてほしい」と思ったなら、お子さん世代のあなたが先に書いてみると、親御さんへの話題のきっかけにもなります。

Q.書いたエンディングノートは、法的な効力がありますか?
A.

エンディングノートそのものに法的な拘束力はありません。財産の分け方など、法的に有効にしたい内容は、別途「遺言書」(いごんしょ)として作成する必要があります。エンディングノートは、家族に気持ちや情報を伝えるための「覚え書き」として活用するものです。

Q.市販のエンディングノートと、自分でノートを用意するのはどちらが良いですか?
A.

どちらでも構いません。書き慣れていない方には、項目があらかじめ印刷されている市販品が取っつきやすいでしょう。書くこと自体に慣れてきたら、自分のペースで自由に記せるルーズリーフやノートに移行する方も多くいます。大切なのは「書いたこと」より「書き続けられること」です。

この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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