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訪問介護とは。ホームヘルパーに頼む、ということ。

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自宅でホームヘルパーと話す高齢者のイメージ
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「施設には入れたくない」という気持ち。

親が介護状態になったとき、多くの方が最初に考えるのは「できるだけ自宅で過ごさせてあげたい」ということです。

住み慣れた家で、いつものペースで暮らす。それが親の望みであることも多いです。

でも、一人暮らしの親、あるいは遠くに住む親を、どうやってサポートすればいいのか。毎日通えるわけでもない。そんなとき頼れるのが、**訪問介護(ほうもんかいご)**です。

ホームヘルパーと呼ばれる介護スタッフが自宅を訪問し、日常生活のサポートをしてくれます。この記事では、訪問介護の仕組みと利用の流れ、費用の目安を、城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)にお住まいの方に向けてご説明します。


訪問介護とは、どんなサービスですか。

訪問介護は、要介護認定(ようかいごにんてい)を受けた方の自宅に、ホームヘルパーが出向いてサポートするサービスです。介護保険(かいごほけん)が適用されるため、一定の自己負担で利用できます。

サービスの内容は大きく3つに分かれます。

身体介護(しんたいかいご)

直接、体に触れるサポートです。

  • 入浴・洗髪・清拭(せいしき:体を拭くこと)の介助
  • 食事の介助(食べさせること)
  • 排泄(はいせつ)の介助
  • 着替えの介助
  • 体の向きを変えること(体位変換)
  • 車いすや歩行器を使った移動介助

生活援助(せいかつえんじょ)

日常生活を維持するための家事サポートです。

  • 掃除・洗濯・布団干し
  • 食事の準備・後片付け
  • 買い物代行
  • 薬の受け取り

ただし、生活援助は「本人のための家事」に限られます。同居家族の分の料理・洗濯などは対象外です。

通院等乗降介助

通院時の車への乗り降りや、受診の付き添いなど。タクシーなどの移動手段と組み合わせて使うことが多いです。


費用の目安。介護保険が使えます。

訪問介護は介護保険の対象サービスです。要介護認定を受けていれば、1割〜3割の自己負担で利用できます(所得に応じて変わります)。

身体介護の場合(目安)

利用時間介護報酬(1回あたり)1割負担の目安
20分未満約1,670円約167円
30分〜1時間約3,970円約397円
1〜1.5時間約5,800円約580円

生活援助の場合(目安)

利用時間介護報酬(1回あたり)1割負担の目安
20分〜45分約1,830円約183円
45分以上約2,260円約226円

※上記は2024年度介護報酬の目安です。実際の金額はケアマネジャーから提示されるケアプランで確認してください。

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利用開始までの流れ。まずケアマネジャーに相談します。

訪問介護を使うには、いくつかのステップがあります。

ステップ1:要介護認定を申請する

訪問介護は要介護認定(要支援1・2、要介護1〜5)を受けていることが前提です。まだ認定を受けていない場合は、親の住所がある区の窓口か、地域包括支援センター(ちいきほうかつしえんせんたー)に相談してください。

申請から認定まで、おおむね1カ月程度かかります。

ステップ2:ケアマネジャー(介護支援専門員)と契約する

要介護認定が出ると、担当のケアマネジャーを選ぶことができます。ケアマネジャーは介護サービス全体のコーディネーターです。

訪問介護だけでなく、デイサービスや福祉用具レンタルなど、複数のサービスを組み合わせた「ケアプラン」を一緒に考えてくれます。ケアマネジャーへの費用は介護保険から全額支払われるため、本人・家族の負担はありません。

ステップ3:訪問介護事業所を選ぶ

ケアマネジャーから複数の事業所を紹介してもらえます。事業所によってスタッフの体制、対応できるサービスの内容、対応時間帯などが異なります。

いくつか候補を比較した上で選ぶと安心です。

ステップ4:サービス担当者会議・利用開始

事業所と契約し、実際のヘルパーとの顔合わせを経て、サービスがスタートします。最初は週1〜2回から試してみるケースが多いです。


城南5区での「地域包括支援センター」の役割。

地域包括支援センターは、介護・福祉・医療に関する相談を無料で受け付ける公的な窓口です。「訪問介護を使いたいが、何から始めればいいかわからない」という段階でも気軽に相談できます。

城南5区の各区には複数のセンターが設置されています。

  • 大田区: おおた高齢者支援センターなど、区内に10カ所以上
  • 品川区: 地域包括支援センターしながわ(各地区)
  • 目黒区: 高齢福祉課 / 各地域包括支援センター
  • 世田谷区: あんしんすこやかセンター(区内27カ所)
  • 港区: 地域包括支援センター(区内6カ所)

最寄りのセンターは各区の公式サイトや「地域包括支援センター+区名」で検索できます。


「ヘルパーさんに慣れるまで」の話。

訪問介護を始めてすぐ、うまくいくとは限りません。

見知らぬ人が自宅に来ることに抵抗感を持つ親御さんも多いです。「自分でできる」「人に見られたくない」という気持ちは、ごく自然なことです。

そのため、最初は短い時間・週1回から始めて、ヘルパーさんと顔なじみになってから徐々に慣れていく、というペースが現実的です。担当のヘルパーができるだけ固定されるよう事業所に伝えることも、関係構築には大切です。

「頼むことへの遠慮」を感じる親御さんには、「あなたのためではなく、私が安心するために」という伝え方が効くことがあります。

話だけでも、聞いてみる。

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訪問介護だけでなく、組み合わせて使う。

訪問介護は、ほかの介護サービスと組み合わせて使うことで効果が高まります。

デイサービス(通所介護)との組み合わせ

平日は週2〜3回デイサービスに通い、デイがない日の朝に訪問介護でヘルパーが来る、という組み合わせが定番です。社会参加の機会を確保しながら、生活リズムを整える効果があります。

夜間対応型訪問介護

夜間に緊急コールに対応してくれるサービスもあります。一人暮らしの親が夜中に転倒した場合などに対応してもらえます(事業所によって対応可否が異なります)。

福祉用具のレンタル

手すりや歩行器などの福祉用具は介護保険でレンタルできます。ヘルパーが来ない時間帯の安全確保として一緒に活用するのがおすすめです。


まとめ:「頼む」ことは、親孝行です。

訪問介護を使うことに、遠慮や後ろめたさを感じる方もいます。「自分でやらなければ」という気持ちも理解できます。

でも、プロのサポートを活用することで、親の生活の質を保ちながら、あなた自身が疲弊しないようにする。それが長続きする介護の形です。

「頼む」ことは、逃げることではありません。親の暮らしを長く、穏やかに支えるための、選択です。

まずは地域包括支援センターへの相談か、ケアマネジャーへの問い合わせから始めてみてください。

まず、資料だけ。

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この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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