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見守りサービスとは。離れて暮らす親を、安心して見守る方法。

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「電話が繋がらないと、どうしても心配で。」

離れて暮らす親へ電話をかけたら、なかなか出なかった。それだけで胸がざわつく——そういう経験をした方は多いと思います。

一度そう感じ始めると、「何かあってからでは遅い」という気持ちが抜けなくなります。でも毎日電話するのも、親の立場からすれば「見張られているよう」で息苦しいという声もあります。

そういうときに頼れるのが「見守りサービス」です。

この記事では、見守りサービスの種類と選び方、使う上での注意点を整理します。


見守りサービスの3つの種類。

見守りサービスと一言で言っても、仕組みや目的はさまざまです。大きく分けると「センサー型」「カメラ型」「人が訪問する型」の3つがあります。


①センサー・通知型(見えないところで見守る)

室内にセンサーを設置し、一定時間動きがない場合に家族のスマートフォンに通知が届く仕組みです。

代表的な仕組み

  • ドアの開閉センサー:冷蔵庫や玄関のドアが一定時間開閉されなければ通知
  • 人感センサー:部屋内に動きがなければ通知
  • 電力センサー:電気の使用がなければ通知(電力会社と連携したサービスも)

メリット

  • 親が「見られている」感覚を持ちにくい
  • 機器の操作が不要(スイッチを押すなどが難しい方向け)
  • 電池式のシンプルな機器が多い

デメリット

  • 外出中の様子はわからない(室内のみ)
  • センサーが反応しない場所に長時間いる場合、正確に検知できないことも

城南5区での活用例

大田区・世田谷区などで一人暮らしをしている親御さんに設置するケースが増えています。特に「外出しても帰ってこなかった」という状況を察知するのに有効です。

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②カメラ型(映像で直接確認する)

室内に小型カメラを設置し、スマートフォンからいつでも映像を確認できる仕組みです。

メリット

  • リアルタイムで様子が見られる
  • 転倒などの事故を映像で確認できる
  • 介護施設と自宅の両方でも活用されている

デメリット

  • プライバシーへの配慮が必要(特にトイレ・浴室は設置しない)
  • 親が嫌がるケースもある(事前の話し合いが必須)
  • インターネット接続が必要

設置前に親と話し合うべきこと

カメラ型は「監視」に感じてしまう方もいます。導入前に「緊急時のためだよ」「何かあったとき困るのは自分たちだから」という文脈で話し合うことが大切です。

場所を限定する(リビングのみ)、子ども側からしか見られないように設定する、などの取り決めをしておくと受け入れられやすくなります。


③訪問型・人が関わる型(会って確認する)

郵便局・新聞販売店・民間の見守りサービスなどが定期的に訪問し、安否確認をする仕組みです。

代表的なサービス

  • 郵便局の見守りサービス:郵便配達員が月1回訪問し、様子をレポートする有料サービス
  • 新聞販売店の安否確認:新聞が溜まっていたら連絡してくれるサービス(加入している販売店による)
  • 民間の定期訪問サービス:週1回・月数回など、スタッフが自宅を訪ね会話する

メリット

  • 人の目で確認するため精度が高い
  • 親が「会ってもらえる」喜びにもなる(孤独感の軽減)
  • 機器の操作が不要

デメリット

  • 費用が比較的かかる
  • 訪問頻度の間隔に限界がある(毎日は難しい)

④GPS型(外出中の安心のために)

GPSデバイスを持たせることで、現在地をリアルタイムで確認できます。

こんな方に向いています

  • 認知症の症状があり、徘徊(はいかい)の心配がある方
  • 外出が多いが、道に迷いやすくなっている方

代表的な形態

  • 小型の専用端末(ポケットに入る、かばんに入れる)
  • スマートフォンのGPS機能(操作できる方向け)
  • GPS内蔵の靴や杖(最近の製品に増えてきている)

認知症の方の徘徊対策として、城南5区の各区でもGPS端末の貸し出しや購入費用の助成制度を設けているケースがあります。お住まいの区の窓口や地域包括支援センターに確認してみてください。


組み合わせて使うことを考える。

見守りサービスは「どれか一つ」ではなく、組み合わせると効果的です。

目的向いているサービス
夜間・早朝の異変検知センサー型
転倒・急変の確認カメラ型(リビングのみ)
外出中の安否GPS型
会話・孤独感の解消訪問型

「センサー型+月1回の訪問型」という組み合わせが、費用と安心感のバランスとして選ばれやすいです。


選ぶときに確認すること。

数多くのサービスがある中で、何を基準に選べばよいか迷う方も多いです。以下の点を確認してみてください。

①初期費用と月額費用

機器の購入費(または初期費用)と月額料金の両方を確認します。見守りサービスは長期間使うものなので、月額費用が積み重なることを念頭に選びましょう。

②通知の仕組みが自分に合っているか

「異常があったときだけ通知」「定期的に状況を報告」「リアルタイムで確認できる」など、仕組みは様々です。どのタイミングで知りたいかを考えて選びます。

③親が受け入れてくれるか

どれだけ優れたサービスも、親が嫌がれば意味がありません。「なぜ必要か」を丁寧に話し合い、親自身が「あったほうが安心」と感じる形を選ぶことが大切です。

④解約・返却のしやすさ

状況が変わって施設入居になった場合など、解約や機器の返却が簡単かどうかも確認しておきましょう。

見守りサービスを比較・検討する

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公的なサービスも活用する。

民間サービスだけでなく、自治体が提供する見守りの仕組みも城南5区には充実しています。

城南5区の公的見守り支援(例)

主な制度
大田区高齢者緊急通報システム(ひとり暮らし高齢者向け)、地域包括支援センターによる見守り
品川区品川区社会福祉協議会による見守りネットワーク
目黒区地域住民による見守り活動、配食サービスと連動した安否確認
世田谷区世田谷区見守り・つながりステーション(官民連携の見守り)
港区高齢者等見守りネットワーク事業

これらは無料または低額で利用できるものが多く、民間サービスと併用することができます。まずは担当の地域包括支援センターに「見守りの相談をしたい」と問い合わせてみてください。


「見守り」より大切なこと。繋がりを保つ。

センサーやカメラは、安全を確認するツールです。でも、それだけで親の孤独や不安がなくなるわけではありません。

見守りサービスを導入することで「連絡しなくていい」にはならない。定期的な電話、たまの帰省、「今日は何を食べた」という何気ない会話——そういう人との繋がりが、親の心の健康を支えます。

見守りサービスは「あなたが直接かけていた心配」を機器に分担してもらうもの。空いた安心の余裕を、「久しぶりに会いに行く」ことに使えたら、それが一番かもしれません。


まとめ:まず、どのタイプが合うか考えてみる。

状況おすすめの最初の一手
まず費用をかけずに試したい郵便局の見守りサービス(月数百円〜)を試す
機器が苦手な親センサー型(操作不要)か訪問型から
認知症の心配があるGPS型+地域包括支援センターへの相談
転倒・急変が心配カメラ型(リビングのみ)を検討

見守りサービスは、一度選んだら変えにくいものではありません。まず試してみて、合わなければ別の方法を探せばいい。「何もしない」より、小さな一歩を踏み出すことが大切です。

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この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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