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親の一人暮らし、心配になってきたら。
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「最近、なんとなく心配で。」
電話してもすぐ出ない日が続いた。久しぶりに帰ったら、冷蔵庫の食材が古いままだった。ちょっとしたことに以前より手間取るようになった。
「大げさかもしれないけど、一人で大丈夫なのかな」という気持ち。それは大げさではありません。
一人暮らしの高齢者は全国で700万人を超えており、城南5区のような都市部でも、子どもとは別居という世帯が多いのが現実です。
この記事では、「心配になってきた」という段階でできることを整理します。介護に踏み込む前の、準備と見守りの話です。
まず確認したい:「心配のサイン」チェックリスト。
以下の項目にいくつか当てはまるようなら、少し踏み込んで確認するタイミングです。
生活の変化
- 電話に出るまでに時間がかかるようになった
- 食事が偏っている、または食欲が落ちた
- 家の中が以前より散らかっている・掃除が行き届いていない
- 服装に気を使わなくなった
- 外出の頻度が明らかに減った
体・健康の変化
- 転んだ、またはつまずくことが増えた
- 薬の飲み忘れ・飲み間違いがある
- 体重が減っている気がする
- 顔色や表情がいつもと違う
認知・精神面の変化
- 同じことを繰り返し聞くようになった
- 最近の出来事を忘れることが増えた
- 気力が落ちた、以前より元気がない
3つ以上当てはまる場合は、早めに地域包括支援センターや主治医に相談することをおすすめします。
すぐできる安心対策。「仕組み」を作ることが大切です。
「心配だからもっと頻繁に連絡しよう」と思っても、続かないことが多いです。個人の努力に頼るのではなく、仕組みとして安心を作ることが長続きします。
①定期連絡のルール化
「毎朝8時にLINEを送る」「週1回日曜の夜に電話する」など、具体的なルールを決めます。連絡が来なかったときに「確認のアクション」も決めておきましょう。
②緊急連絡先カードの作成と携帯
「もしもの時に連絡してほしい家族の電話番号」「かかりつけ医の連絡先」「かかっている薬の一覧」を書いたカードを、財布・携帯電話のケースに入れておきます。
救急車が来たとき、医療機関で役立ちます。
③鍵の共有と合鍵の保管
緊急時に家の中に入れるよう、子どもや信頼できる近所の方が合鍵を持っておく。あるいは、鍵ボックス(ダイヤル式のキーボックス)を玄関に設置しておくと、遠方からでも指示ができます。
④かかりつけ医・調剤薬局の把握
「どの病院に通っているか」「何の薬を飲んでいるか」を把握しておきます。急な入院や受診の付き添いの際に、この情報があるとスムーズです。
城南5区対応の安心サービスを無料で比較
見守りサービスの種類。プロに任せると安心感が変わります。
家族だけで見守るには限界があります。プロのサービスを活用することで、日常的な安否確認を「仕組み化」できます。
①センサー型見守りサービス
部屋の動きをセンサーで検知し、一定時間動きがない場合に家族に通知が届くサービスです。
- 赤外線センサー・開閉センサーなどを自宅に設置
- 電気やガスの使用状況で確認するタイプもある
- 月額1,000〜3,000円程度が多い
「トイレや台所に動きがなかったら通知」という形で使うと、転倒して動けなくなった場合などに早期発見できます。
②電話・タブレット型見守りサービス
毎日決まった時間に自動で電話やアプリで声かけをして、応答を確認するサービスです。
- 答えた内容で体調を確認するサービスもある
- 応答がない場合に家族や業者に通知が入る
③郵便局・宅配型見守り
郵便局員や宅配業者が週1回程度、親の家に立ち寄り、声かけをして様子を報告してくれるサービスがあります(郵便局の「みまもり訪問サービス」など)。
顔を合わせる点が特長で、本人に寂しさを感じさせにくいです。
④民間の訪問型見守り
生活協同組合(コープ)の宅配、ホームヘルパーの定期訪問など、「人が来ること」で安否確認を兼ねるサービスです。
週1回の食材配達を通じて、顔なじみのスタッフが様子を確認してくれます。
城南5区の公的な見守り支援。
各区でも、一人暮らし高齢者向けの見守り支援が実施されています。
- 大田区: 「在宅ひとり暮らし高齢者緊急通報システム」「ふれあい訪問サービス」など
- 品川区: 「安心見守りシステム」など
- 目黒区: 「高齢者緊急通報システム」など
- 世田谷区: 「ひとり暮らし高齢者登録制度」「見守り活動」など
- 港区: 「高齢者見守りネットワーク事業」など
費用や要件は各区の高齢福祉課・地域包括支援センターに確認してください。所得に応じて無料または低価格で利用できる場合があります。
「今は介護まではいらない」という状態が、いちばん難しい。
要介護認定を受けていない段階では、介護保険のサービスが使いにくいため、「どのサービスを使えばいいのかわからない」という方が多いです。
そういうとき頼れるのが、地域包括支援センターです。
介護が必要になる前の段階でも、生活の相談・見守りサービスの紹介・地域の居場所の案内などをしてくれます。「要介護でなくても相談できますか?」と聞いていただければ、担当者が対応してくれます。
城南5区には各区に複数のセンターが設置されており、最寄りは各区の公式サイトで検索できます。
まとめ:心配は、行動に変える。
「なんとなく心配」のまま月日が過ぎることが、最も危険です。
今すぐできること(定期連絡の仕組み・緊急連絡先カード)は今日からでも始められます。見守りサービスや専門機関への相談は、「何か起きてから」ではなく「心配になった今」が始め時です。
早めに動くことで、選択肢が広がります。あなた自身の安心のためにも、一歩踏み出してみてください。
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この記事を書いた人
編集部 / 城南終活取材班
城南5区 終活情報エディター
介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。
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