本記事にはプロモーションが含まれます。
納骨の時期と手順。いつ、どこに、どうやって。
目次 タップで開閉
四十九日が終わったら、次は「納骨」です。
葬儀が終わり、四十九日法要を終えると、次に訪れる大きな節目が「納骨(のうこつ)」です。
納骨とは、火葬後に骨壺に収めた遺骨を、お墓や納骨堂に安置する儀式のことです。
「いつまでにしなければならないのか」「どんな準備が必要か」と戸惑う方のために、この記事では納骨の時期と手順をわかりやすく整理します。
納骨の時期。四十九日が一般的。
法律的に「いつまでに納骨しなければならない」という期限はありません。ただし、習慣として以下のタイミングが多いです。
| タイミング | 特徴 |
|---|---|
| 四十九日法要と同時(最も一般的) | 法要後にそのまま墓前で納骨する |
| 一周忌まで | 「手元に置いておきたい」という気持ちを大切にする |
| 三回忌以降 | お墓の準備が整ったとき |
| 特に決めない(手元供養として保管する方も) | 海外在住・分骨など特殊な事情がある場合 |
四十九日が一つの目安とされる理由
仏教の多くの宗派では、四十九日は故人が「この世とあの世のあいだ」にいる期間とされており、四十九日を迎えると「あの世に旅立った」とみなします。この節目に合わせて納骨を行う習慣が定着しています。
お墓がある場合の納骨の流れ。
すでに家のお墓がある場合は、比較的スムーズに進みます。
ステップ1:墓地・霊園に連絡する(1〜2ヶ月前)
墓地の管理者(霊園・寺院)に納骨の希望日を連絡します。墓石の動かし方・石材店の手配なども必要になる場合があるため、早めに確認しましょう。
ステップ2:石材店の手配(1ヶ月前)
墓石の「カロート(納骨室)」の開閉や、新しく故人の名前を彫刻する際には石材店への依頼が必要です。霊園・寺院が提携している石材店を紹介してもらえることが多いです。
費用の目安
- 墓石の開閉:1〜3万円程度
- 戒名・法名の彫刻:1〜5万円程度
ステップ3:お寺への連絡(2〜4週間前)
菩提寺(ぼだいじ)がある場合は、住職に連絡してお経(読経)を依頼します。四十九日法要と同日に行う場合は、法要の際にまとめて相談しておくとスムーズです。
ステップ4:当日の準備
納骨当日に必要なもの
| 準備品 | 備考 |
|---|---|
| 遺骨(骨壺) | 桐箱に入ったまま持参 |
| 埋葬許可証 | 役所で発行。火葬後に受け取っているはず |
| 数珠 | 手元にあれば |
| お布施 | 読経を依頼した僧侶へ(後述) |
| 供花・線香・ろうそく | 墓前での供養に使用 |
埋葬許可証について 火葬場で骨壺を受け取る際に「火葬許可証(火葬後は埋葬許可証)」を渡されます。これが納骨に必要な公式書類です。紛失した場合は市区町村で再発行できます。
お墓がない場合の選択肢。
「まだお墓を決めていない」「親の家のお墓の事情がわからない」という方も多いです。お墓がない場合の選択肢を整理します。
①新しくお墓を建てる(一般墓)
従来のスタイル。墓地(霊園・寺院墓地)を購入し、墓石を建てます。
- 費用の目安:50〜300万円(立地・墓石の大きさにより大きく変わる)
- 継承者が必要:後継ぎがいない場合は管理が続けられなくなるリスクがある
②納骨堂に安置する
建物の中に遺骨を収蔵する施設。ロッカー型・仏壇型・自動搬送型などがあります。
- 費用の目安:30〜100万円
- 利便性が高い:都心に多く、アクセスが良い。城南5区内・周辺にも複数あります
③永代供養墓
霊園・寺院が管理・供養してくれる形のお墓。後継者不要。一定期間後は合祀(合同埋葬)されることが多いです。
- 費用の目安:5〜50万円(合祀型ならさらに安い)
④樹木葬・散骨
樹木の根元に埋葬したり、海に撒いたりする自然葬スタイル。費用が抑えられ、後継者が不要です。
城南5区対応・複数の選択肢を無料で比較できます
納骨のお布施。目安はいくら?
お墓での納骨に際して僧侶に読経を依頼した場合は、お布施を準備します。
お布施の目安
| 状況 | 目安金額 |
|---|---|
| 四十九日法要と納骨を同日に行う | 法要のお布施に含める(3〜5万円程度) |
| 納骨のみ単独で行う(開眼供養あり) | 3〜5万円程度 |
| お墓を新たに建てた場合の開眼供養 | 3〜10万円程度 |
詳細は地域・宗派によって異なります。菩提寺に「いくらご用意すればよいでしょうか」と素直に確認するのが確実です。
「分骨(ぶんこつ)」という選択肢。
故人の遺骨を複数の場所に分けて埋葬・保管することを「分骨」と言います。
分骨を選ぶ主な理由
- 故人が希望していた(「実家のお墓と、夫の家のお墓に入りたい」など)
- 家族が離れた地域に住んでいて、それぞれの近くにお墓を持ちたい
- 一部を手元供養としてペンダント・骨壺に入れておきたい
分骨の手続き
分骨には「分骨証明書」が必要です。火葬時に申請できます(後日取得も可能ですが手続きが複雑になります)。複数の場所に納骨する場合は、それぞれに証明書が必要です。
手元供養という選択肢。
「すぐに納骨せず、しばらく手元に置いておきたい」という気持ちも自然なことです。
自宅で遺骨を保管することは法律的に問題ありません。小さな骨壺・ミニ仏壇・アクセサリーに収めて保管する「手元供養(てもとくよう)」を選ぶ方も増えています。
ただし、長期間にわたって遺骨を自宅に保管する場合、カビや劣化のリスクがあるため、骨壺は密閉性の高いものを選び、湿気の少ない場所に保管することをおすすめします。
城南5区周辺での納骨に関する相談先。
| 相談先 | 内容 |
|---|---|
| 菩提寺 | 法要・読経の手配、墓地の確認 |
| 霊園・墓地の管理者 | 納骨の日程調整、石材店の紹介 |
| 石材店 | 墓石の開閉・彫刻 |
| 市区町村の役所 | 埋葬許可証の発行・再発行 |
| 葬儀社 | 葬儀後の流れについてのアドバイス |
城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)は都内でも霊園・寺院・納骨堂が充実しているエリアです。「どこに相談したらいいかわからない」という場合は、葬儀を担当した葬儀社に問い合わせるのが最も手軽です。
城南5区対応・無料で情報を取り寄せられます
まとめ:焦らず、家族で納得して決める。
| 確認ポイント | 内容 |
|---|---|
| 時期 | 四十九日が一般的。法律上の期限はなし |
| お墓がある場合 | 管理者・石材店・お寺に連絡して手配 |
| お墓がない場合 | 納骨堂・永代供養・樹木葬などを検討 |
| 必要書類 | 埋葬許可証(役所で再発行可) |
| お布施 | 3〜5万円が目安(法要と同時の場合) |
納骨は「終わり」ではなく、「あの世への旅立ちを送り出す」大切な儀式です。
時期・場所・方法について、家族で話し合い、納得した形で進めてください。急ぐ必要はありません。焦らず、故人を偲びながら決めていきましょう。
この記事を書いた人
編集部 / 城南終活取材班
城南5区 終活情報エディター
介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。
あわせて読みたい
親が亡くなったら、まず誰に連絡するか。訃報の伝え方。
「亡くなってすぐ、何をすればいい?」——訃報の連絡は「誰に・いつ・何を伝えるか」が重要です。親族・病院・葬儀社・職場への連絡の順序と伝え方を城南5区の家族向けにわかりやすく解説します。
永代供養墓とは。お墓を継ぐ人がいなくても安心できる選択。
「子どもに墓の管理を押しつけたくない」「一人っ子で継ぐ人がいない」——永代供養墓は、寺院や霊園が永続的に供養・管理するお墓です。費用・種類・メリット・注意点を城南5区向けに解説します。
葬儀の後に申請できるお金。葬祭費・埋葬料・未支給年金の手続き。
「葬儀が終わったら、行政への手続きがある」——実は葬儀後に申請すると受け取れる給付金があります。葬祭費・埋葬料・未支給年金・高額療養費の申請方法と期限を城南5区向けに解説します。
親を亡くした後の悲しみと、向き合い方。グリーフケアとは。
「葬儀が終わったのに、何もやる気が起きない」「いつ泣き止めるのかわからない」——それは心の自然な反応です。親を亡くした後の悲しみ(グリーフ)のプロセスと、自分自身のケアについて解説します。