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火葬の流れ。骨上げ・収骨の作法と心得。
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「火葬場に着いてから、どうすればいいか」
告別式が終わり、出棺を見送った後、火葬場へと向かいます。
「骨上げというのは何をするのか」「どのくらい時間がかかるか」「どういう気持ちでいればいいのか」——初めて経験する方にとって、火葬場での時間は未知のことばかりです。
この記事では、火葬場への移動から骨上げ(収骨)まで、当日の流れを順を追って解説します。
火葬の流れ(全体の時間の目安)。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 告別式終了 | 出棺・霊柩車に棺を乗せる |
| 火葬場へ移動 | 30分〜1時間程度(城南5区の場合) |
| 炉前のお別れ | 10〜15分(最後の対面・焼香) |
| 火葬 | 60〜90分(待機・休憩室で過ごす) |
| 骨上げ(収骨) | 30〜40分 |
| 骨壺・埋葬許可証の受け取り | 10〜15分 |
火葬場での全体の所要時間は、移動含めて2〜3時間程度です。
火葬場への移動。
乗車の順序
霊柩車と遺族・参列者の乗車には、一般的な順序があります。
霊柩車:棺・葬儀社スタッフ
マイクロバス・ハイヤー:喪主・配偶者・遺族が先に乗り、その後に近親者が続く
葬儀社がバスを手配している場合は、スタッフから案内があります。
火葬場に持っていくもの
- 骨壺(葬儀社が準備していることが多い)
- 埋葬許可証(葬儀社または自治体が発行)
- 数珠
- ハンカチ(白または黒)
炉前でのお別れ。
火葬場に到着し、受付を済ませると、**炉前(ろぜん)**と呼ばれる場所に案内されます。
炉前とは、棺を火葬炉に入れる前に、最後のお別れをする場所です。
炉前のお別れの流れ
- 棺が台車に載せられ、炉の前に運ばれる
- 遺族・参列者が棺の周りに集まる
- 喪主から順に焼香(または合掌)を行う
- 棺の小窓(窓がある炉の場合)から故人の顔を最後に見送る
- 炉に棺が入り、扉が閉まる
棺に花を入れる時間は、葬儀会場(告別式後)に行うことが多く、炉前では行わないことがほとんどです。 葬儀社から案内がある場合はそれに従ってください。
炉前での心構え
炉前は短い時間ですが、多くの方にとって「本当のお別れ」を感じる場所です。
声をかけたいと思えばかけてください。泣きたい気持ちをこらえる必要はありません。
火葬中の待機。
火葬中(60〜90分)は、控え室や休憩室で待機します。
待機中の過ごし方
- 葬儀社が用意した飲み物・軽食をいただく
- 近親者や親しい方と故人の思い出を語る
- 精進落とし(初七日の料理)を行う施設もある
「精進落とし(しょうじんおとし)」とは
本来は四十九日明けに精進料理を終えることでしたが、現代では「告別式後または火葬後に行う会食」の意味で使われることが多いです。火葬場に会食室がある場合はここで行い、ない場合は別会場で行います。
骨上げ(収骨)の作法。
火葬が終わると、職員から「お骨が上がりました」と案内があります。
骨上げ(こつあげ)または収骨(しゅうこつ)とは、焼骨を骨壺に納める儀式です。
骨上げの流れ
- 収骨室に案内される
- 台に横たえられた遺骨の周りを、遺族が囲む
- 火葬場の職員が遺骨の説明をしてくれる
- 遺族が箸(長い金属の箸・竹の箸など)で遺骨をつまみ、骨壺に納める
- 足の骨から上(頭蓋骨)に向かって順に納めていく
- 最後に「のど仏(喉仏)」を専用の小さな壺に納める
箸のルール(地域によって異なる場合あり)
- 二人一組で:二人が同時に同じ骨を持ち、骨壺に入れる(合わせ箸)
- 長さの違う箸を使う:異素材(竹と金属など)の組み合わせで行う場合もある
これらは「日常の食事では絶対にしてはいけない行為」(箸から箸に渡す・合わせ箸)を逆手にとった、特別な儀式的作法です。
骨上げに参加しない選択も可
骨上げは任意参加です。高齢の方・体の弱い方・精神的につらい方が参加しないことは一般的に許容されています。参加できない場合は、火葬場スタッフや葬儀社スタッフに伝えておけば配慮してもらえます。
関東と関西の違い
| 地域 | 収骨の量 | 特徴 |
|---|---|---|
| 関東(東京など) | 全量収骨 | すべての遺骨を骨壺に納める |
| 関西(大阪・京都など) | 部分収骨 | 一部だけを納め、残りは火葬場が処分 |
城南5区(東京)は全量収骨が標準です。
骨壺と埋葬許可証の受け取り。
骨上げが終わると、以下のものを受け取ります。
①骨壺(こつつぼ)
白い布で包まれた骨壺。四十九日の納骨まで、自宅の祭壇・仏壇に安置するのが一般的です。
②埋葬許可証(まいそうきょかしょう)
納骨の際に墓地・霊園に提出する書類です。骨壺の外袋や骨壺の下の引き出しに入れて保管されていることが多い。紛失すると再発行が必要になるため大切に保管してください。
火葬後に行うこと。
精進落とし(会食)
火葬後、または帰宅後に、近親者で食事をすることが多いです(精進落とし・忌中払い)。
葬儀社や会食会場に戻って行う場合と、火葬場内の施設で行う場合があります。
初七日法要
現代では、告別式当日に「繰り上げ初七日法要」を行うことが多くなっています。火葬後に葬儀会場に戻り、初七日法要を行う流れが一般的です。葬儀社から案内があります。
帰宅後の遺骨の安置
帰宅後、遺骨を仏壇・後飾り祭壇(葬儀社が設置してくれていることが多い)に安置します。四十九日まで、この祭壇に遺骨を安置して供養します。
城南5区対応・わかりやすく説明してくれます
城南5区の火葬場について。
大田区・品川区・目黒区・世田谷区・港区にお住まいの場合、利用する火葬場は東京都が運営する公営斎場が中心です。
東京都の主な火葬場(城南5区から利用しやすい施設)
- 臨海斎場(大田区)
- 落合斎場(新宿区)
- 桐ヶ谷斎場(品川区)
- 代々幡斎場(渋谷区)
葬儀社が火葬場の予約をとりますが、東京都心部では火葬場の空きが少なく、葬儀から火葬まで数日かかることもあります。
まとめ:火葬・骨上げの当日の流れ。
| 順序 | 内容 | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 出棺・移動 | 霊柩車で火葬場へ | 30分〜1時間 |
| 炉前のお別れ | 焼香・最後の対面 | 10〜15分 |
| 待機 | 控え室で休憩・会食 | 60〜90分 |
| 骨上げ | 遺骨を骨壺に納める | 30〜40分 |
| 受け取り | 骨壺・埋葬許可証を受領 | 10分 |
「正しくしなければ」と緊張する必要はありません。火葬場のスタッフが丁寧に案内してくれます。
大切なのは、故人を静かに送り出すこと、そして家族みんなで最後の時間を過ごすことです。
この記事を書いた人
編集部 / 城南終活取材班
城南5区 終活情報エディター
介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。
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