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ショートステイとは。介護する家族に、休んでほしい。

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介護施設で過ごす高齢者のイメージ
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介護する側が、倒れてはいけない。

毎日の介護は、体も心も消耗します。「自分が倒れたら、誰が親の面倒を見るのか」という不安を感じながら、休めない日々を送っている方が多いです。

そういうとき頼れるのが、ショートステイです。

介護が必要な方が施設に短期間宿泊し、その間に家族が休む。旅行に行く。病院に行く。あるいはただゆっくりする。そういうためのサービスです。

「施設に預けるのは申し訳ない」という気持ちを持つ方もいますが、介護者が休むことは、長期的な介護を続けるための必要な投資です。


ショートステイとは、どんなサービスですか。

正式名称は「短期入所生活介護(たんきにゅうしょせいかつかいご)」です。要介護認定(要支援1以上)を受けた方が、特別養護老人ホームや老人保健施設などに数日〜数週間泊まり、食事・入浴・排泄などのケアを受けます。

介護保険が適用されるため、自己負担は1〜3割です。

ショートステイが使われる主な場面

  • 家族介護者のリフレッシュ・休息(レスパイトケア)
  • 家族の急な入院・出張・冠婚葬祭
  • 本人の状態の一時的な変化に対応するため
  • 施設入居を考えている方が「試し利用」として使う

2種類のショートステイ。

①短期入所生活介護(一般的なショートステイ)

特養(特別養護老人ホーム)や老人保健施設に附設された施設で利用します。医療依存度が低い方向けです。

費用の目安(1日あたり、1割負担の場合)

要介護度目安
要支援1約450〜600円
要介護1約600〜700円
要介護3約750〜850円
要介護5約850〜950円

これに加えて「居住費(1日あたり600〜2,000円程度)」「食費(1日あたり1,400〜1,700円程度)」「日常生活費」がかかります。

1泊の合計は1割負担で3,000〜6,000円程度が目安です(所得・要介護度・施設によって異なります)。

②短期入所療養介護(医療型ショートステイ)

老人保健施設・介護医療院・病院などで利用します。痰の吸引・点滴など、医療的なケアが必要な方に対応しています。費用は医療処置の内容によって変わります。


予約の流れ。「空きがない」問題に備える。

ショートステイは人気があり、特に繁忙期(年末年始・お盆・大型連休)は空きが取りにくい状況です。計画的に予約することが大切です。

ステップ1:ケアマネジャーに相談する

ショートステイの手配は、担当のケアマネジャー(介護支援専門員)が行います。「◯月◯日から◯泊使いたい」という希望を早めに伝えましょう。

ステップ2:施設を選ぶ

ケアマネジャーから複数の候補を提案してもらえます。以下の点を確認しましょう:

  • 自宅から遠すぎないか(送迎の有無)
  • 本人の要介護度・医療的ニーズに対応できるか
  • 食事の形態(きざみ食・とろみ食など)
  • 入浴の対応

ステップ3:事前に見学・体験利用する

可能であれば、事前に施設を見学しておくことをおすすめします。初めて泊まる施設より、見知った場所の方が、本人も落ち着いて過ごせます。

ステップ4:予約・利用

予約が取れたら、利用開始日に施設の送迎や自家用車で連れて行きます。

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「本人が嫌がる」場合、どうするか。

ショートステイを勧めると、「知らない場所には行きたくない」「家にいたい」と拒否する方もいます。

そういう場合の工夫をいくつかご紹介します。

①「試しに1泊だけ」から始める

「ずっと預けるのではなく、今日だけ試してみよう」という言い方で、心理的なハードルを下げます。

②「体の調子を見てもらいに行く」という伝え方

「専門の先生に診てもらいに行く」「体のリハビリをしてもらいに行く」という文脈で伝えると、抵抗が少ない方もいます。

③まずデイサービスで慣らす

デイサービス(日中のみ通う施設)でスタッフや環境に慣れてから、同じ施設のショートステイを使うと、抵抗が少なくなるケースがあります。

④本人の気持ちを受け止める

「行きたくない」という気持ちを否定せず、「そうだよね、慣れない場所は不安だよね」と受け止めた上で、「でも〇日だけ、試してみてほしい」と伝える。一度で解決しなくてもいいです。


緊急時のショートステイ。「急に必要になった」とき。

介護者が急に入院した、体調を崩したというとき、「緊急でショートステイを使いたい」という状況になることがあります。

施設に空きがあれば、緊急の利用に対応してくれる場合があります。ケアマネジャーに「緊急利用の可能性がある」と事前に伝えておき、緊急時に動ける施設をリストアップしておくと安心です。

また、地域包括支援センターに相談すると、緊急対応できる施設の情報を教えてもらえることがあります。


城南5区でショートステイを探す。

城南5区内には、特別養護老人ホーム・老人保健施設などのショートステイを受け付けている施設が複数あります。

情報収集の方法

  • 担当ケアマネジャーへの相談(最も確実)
  • 厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」でエリア・サービス種別を絞り込んで検索
  • 各区の地域包括支援センターへの問い合わせ

城南5区は都市部のため、施設数は一定数ありますが、人気施設は空きが取りにくい傾向があります。「使いたいと思ってから探す」ではなく、元気なうちから施設をリサーチしておくことをおすすめします。

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まとめ:介護者が休むことは、親孝行です。

ショートステイを使うことに罪悪感を感じる必要はありません。

あなたが健康でいることが、長い介護を続けるための前提です。「少し休んだから、また頑張れる」という経験を積み重ねることが、介護の質を保つことにつながります。

まずはケアマネジャーに「ショートステイを試してみたい」と一言伝えてみてください。

この記事を書いた人

編集部 / 城南終活取材班

城南5区 終活情報エディター

介護・福祉、葬儀・斎場、不動産、ファイナンシャルプランニングの実務経験をもつメンバーが執筆・監修。城南5区(大田・品川・目黒・世田谷・港)の現地を実際に訪ね歩き、足で確かめた一次情報をお届けします。

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